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原田 僕らのやり方は、目標を「私」と「他者・社会」の軸、そして「有形」と「無形」という軸で分けて、4象限すべてにマッピングできるようにすることです。有形は報酬などで、無形というのは、精神的満足やお役立ち感ですね。
成果主義の評価制度は、有形の部分しか問わないやり方で、目的なんて考えさせなかったはずです。すると他律型・崩壊型の組織になってしまいます。僕らはそれを目的が1番目で、目標が2番目の仕組みに変えていったと理解してもらったらいいと思います。
4象限をどう埋めるのか、例を挙げましょう。「私」の「有形」は、成果主義的にボーナスインセンティブもらって、給料を上げる、家を買う、などですね。「無形」は、仕事を通じて自分の誇りやプライド、自己実現の気持ちが高まって、子供からすごいと言ってもらえること。
一方、「他者・社会」の「有形」では、自分が部署を伸ばすことによって部下の給料が上がって、会社の数字も上がる、株式配当が上がるなど。「無形」は、信頼を基にお客様を安心させることができて、資本主義の立て直しのための土台を作る、という自負につながるなどです。
こうして4つの分野に自分の目的、目標を広げていくのが、ここ数年で僕らの教育が進化した部分です。面白いのは、「他者・社会」の「無形」の喜びや理念、仕事の価値などで目的意識を持てば持つほど、「自分」の「有形」の目標設定能力は上がります。無形の目的・目標が少ない人は失敗することが分かってきました。
原田教育研究所(大阪市)代表取締役社長の原田隆史氏
目的を考えて動機付けをしっかりしないと、目標達成行動も活性化しない